Golf 7 Variant TSI Highline インプレッション (390km)

さて、試乗もせず買ってしまったゴルフですが、納車当日佐野から足利、東北道、C2湾岸、アクアライン、館山道で南房総まで。

翌日の帰りはフラワーラインから安房グリーンライン経由で東京まで、370km程走った印象ですが、10年前に設計されたブレラと比較するのはあまりに酷でした。

 ゴルフの静粛性、直進安定性、燃費の良さは当然と思ってましたが、1.4Lとは思えないエンジンのトルクとスムーズさ、一番ショックだったのが、タイトコーナーでの回頭性がブレラよりも素晴らしく、ワゴン車と思えずまるでバッチバックに乗っているよう。

長時間でも疲れないタイトなシートも自分の身体にピッタリで横Gもしっかりホールドされますし、これはハイラインのマルチリンクリヤサスの恩恵なのか、コンフォートラインのトレーリングアームでもいけてるのか、ホント感心しました。また、225/45 R17の足は確かに固めですが、路面状態がリニアにステアリングに伝わり把握しやすいので、とても自分の好みです。

 もちろん、ブレラでの6速マニュアルトランスミッションを操る自分の腕と超高速ダブルクラッチを持つ7速DSGを比較するまでありません。助手席の家内が一番実感しているはずです(苦笑)

 つまり、寂しい事にブレラが優っていたのは巨匠ジウジアーロの今でも古さを感じない斬新なエクステリアとインテリアデザイン、(ホールド性はイマイチですが)ポルトローナフラウレザーシート以外に思い浮かびませんが、やはり生身の人が機械を操る喜びでしょうか。アナログレコード鑑賞にも似ています。

 それから、人生初のカーナビ(Discover Pro)が最初から搭載されていますが、普段仕事散々PCの液晶モニタを見つめているので、本当は無くても必要時iPhoneで事足りるところですが、iPhone6も繋がるしSDカードが2枚も挿さるし、音楽用にはこれから使っていこうかと思ったら、イグニッションONの都度SDカード内の曲が自動再生されるんですね。

ディーラーに聞いたら止める設定はないそう。余計なお節介機能が多そうでまいります。(後日、メディアを未使用のものに選択する事で回避できましたが)

また、東京の自宅へ帰る時は夜で画面が眩しいのでDiscover ProはOFFにしてしまいました。地味ではありますが黒基調のインテリアはとても落ち着きます。

盛り沢山の安全装備のうちACC(アダプティブクルーズ)やレーンキープアシストは素晴らしい技術だと思いますが、自分は「クルマに乗せられてる感」が嫌いなので、フロントアシストとかの非常停止機能以外はOFFにしてしばらく慣れるまで人間モードで様子をみています。

 まだ一応慣らし中のため、エコモードでのノンビリ走行ではありますが、ノーマルモードやスポーツモードでの走りがとても楽しみです。

 ところで、ブログタイトルはまたいつか将来アルファロメオに復活する日まで、面倒なので(苦笑)変えずに続けようと思っています。